@社会的信用がある
個人事業で行うよりも営業や対顧客に対し、対外的な信用があがります。
なぜなら会社を設立して法人化するということは、個人とは違う「法人格」という人格が認められるからです。
借り入れの申し込みをする時も有利になることもあります。
A事業継続が容易である
個人事業では、事業は事業主に依存します。
ですので、仮に事業主が死亡すれば、事業はそこで終了してしまいます。
法人組織であれば、経営者が万一病気や怪我、高齢などによって経営を続けられないなどの事態に至ったとしても、出資金や出資持分を後継者に譲渡することで、事業を継続することができます。
子供に事業を引き継がせるときにおいて、個人事業主ですと、事業用の資産の譲渡によって所得税が発生し、複雑な取引・前提が必要になってしまいます。しかし、会社設立することで、会社の代表者を変更するだけで、簡単に事業承継を行うことができます。
B債務責任が有限である
事業に失敗した場合のリスクに関しては個人事業が原則として無限責任なのに対して、法人の場合、経営者、出資者は自分の出資の限度の責任しか負いません。
このため自分の財産を切り崩して債務に充てるという事態を回避することができます。
C節税できる
個人と法人は税率の構造が違うので、収入によっては、税務上で有利な設定が可能です。
会社設立には費用がかかりますので、会社設立費用に見合うような節税効果が得られるかどうかが重要です。
設立時には節税できるポイントが多くあります。
D金融機関からの融資が受けやすくなる
一般的に個人事業主に比べ、法人の方が融資を受けやすくなります。
個人事業主の場合、融資を受ける限度額が低くなったり、そもそも融資をうける条件自体が厳しかったり、さらに法人に比べて信用が低いので金利が高くなったりするのが一般的です。
融資を受けることを前提として事業を開始される場合は、ぜひとも会社設立したほうがよいでしょう。